平成28年11月13日(日)、めぐろパーシモンホール大ホールにて「正しい口腔ケアで、思いっきり生きよう」をタイトルで本会、公益社団法人目黒区歯科医師会の主催のもと、東京都、目黒区、グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン㈱の共催により「東京デンタルフェスティバル2016 in 目黒」が開催された。当日は好天にも恵まれ、黄色く色づいた銀杏並木の中にあるホールに多数の都民が参加、開場前より列を作り会場は満員となった。
髙橋哲夫東京都歯科医師会会長、益山純太目黒区歯科医師会会長、宮原伸生グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア・ジャパン株式会社代表取締役社長、青木英二目黒区長の挨拶から始まり、若林健史若林歯科医院院長による「中高年以降のオーラルケアの重要性」、山本秀樹本会公衆衛生担当理事による「かかりつけ歯科医をお持ちですか?」と題した講演が行われた。トークショー「思いっきり生きよう!~知っておきたいお口のはなし~」ではフリーアナウンサーの生島ヒロシ氏をお招きして軽妙で愉快なお話で会場を沸かせ「美容院回数減らして歯医者行け」と歯科医も沸かせていた。
その後、ツアーコンダクターの山上幸代氏も、生島ヒロシ氏、益山会長、青木区長、若林先生、山本理事に加わり「旅を楽しむ・食を楽しむ・口腔ケアで人生充実!」をテーマにシンポジウムが行われた。アクティブシニアの充実した人生をという楽しい旅のお話も繰り広げられ、生島氏が気仙沼出身ということもあり「これから東北はおいしいものが一杯です」と締めくくられた。
また講演会場のホワイエでは目黒区歯科医師会による歯科相談コーナー、他在宅歯科診療、目黒区健康推進課、歯と口の健康づくりなどの健康関連ブースに出席者が順番待ちをする人気となった。また目黒区と友好都市である気仙沼の物産展、旅ものがたり、目黒区福祉の店「さんまるしぇ」も人だかりができていた。
イベント終了時には来場者から「ああ良く笑った」「面白かった」などの感想をいただいた。生島氏も「こんなにパーシモンホールが一杯になったのを初めてみた」とおっしゃるように、大盛況に終わることができたのは今回のイベント企画運営にかかわられた関係各位の皆様方のおかげです。心より感謝申し上げます。
目黒区歯科医師会 益山純太会長による挨拶 |
グラクソ・スミスクライン・コンシューマー・ヘルスケア ・ジャパン株式会社 宮原伸生社長による挨拶 |
目黒区 青木英二区長による挨拶 |
若林歯科医院 若林健史先生のよる講演 |
山本秀樹本会理事による講演 |
フリーアナウンサー 生島ヒロシ氏による ゲストトークショー |
パネルディスカッションの様子 |
目黒区健康推進課による口腔ケアに関する展示等 |
ライオン株式会社による唾液検査 |
目黒区歯科医師会による歯科相談 |
ホワイエの様子① |
ホワイエの様子② |
ホワイエの様子③ |
毎年6月の恒例行事となりました「歯と口の健康週間 上野動物園行事」が平成28年6月4日(日)に開催されました。都民への口腔保健に関する意識向上を目的に続けられてきました、東京都歯科医師会の最大規模の広報活動である本イベントは、今年で50回を迎えることとなりました。
前夜からの雨で開催が危ぶまれ、当日も開会直前まで小雨が降る中で設営準備が進められました。午前9時より西園ステージで朝の挨拶が始まり、山本秀樹公衆衛生担当理事の司会のもと山崎一男副会長の開会の辞に始まり、高橋哲夫会長、富田基子東京都衛生士会会長、西澤隆廣東京都技工士会会長、白井淳子東京都福祉保健局医療政策部歯科担当課長より挨拶を頂戴しました。澤悦夫母子保健医療常任委員会委員長の閉会の辞で終了となり、イベントが開催となりました。
東京都歯科医師会のテントでは昨年と同様に幅広い世代に楽しんでもらえるよう3つのコーナーを用意しました。母子保健医療常任委員会をはじめ、成人、高齢者の各委員会の先生で各コーナーを担当しました。
「かむ能力の測定と歯科相談」コーナーでは二色ガムを噛んでもらい、色の混ざり具合によってかむ能力を測定しました。普通のガムとは違う食感なので、大人でもなかなか噛むのが大変そうでした。参加者はご自身の噛み方や噛む力を認識するきっかけになったと思います。
「お口のバイ菌をみてみよう」コーナーでは位相差顕微鏡を使用するため、イベント開始時が雨だったため中止の予定でしたが、直後に雨が上がったため急きょ準備をしました。参加者の口腔内から採取したプラーク中の様々な細菌を、位相差顕微鏡を通し画像モニターに写して見せました。運動性細菌に皆さん驚かれていましたが、口腔ケアを実施するとこうした細菌が減っていくということを公衆衛生委員会に委員より説明を受けると、口腔ケアへの意識を新たにされたようです。また、サンスターより提供されたリステリンの配布も行い、昼までに配布が終了しました。
「歯医者さんになってみよう」コーナーではお子様に白衣を着ていただき、歯医者さんになった気分で写真を撮ってもらいました。参加されたお子様は好きな色の白衣を選び、長田電機工業より提供のポータブルユニット付属のハンドピース類やブラッシング指導用の顎模型を手にポーズを決めていました。
西園ステージでは午前と午後にサンスターミュージカル「ミッフィーとうたおう」が開催されました。歌のお姉さんとミッフィーの歌と踊りのステージは、始まる前から大勢の人が集まり立ち見もいるほどでした。
園内での口腔衛生啓発活動では都歯付属歯科衛生士学校の学生による、小さいお子様向けの歯科講話が披露されました。手づくりのポスターにいろいろな仕掛けがあり、観客にむし歯退治をしてもらう参加型に構成されており、家族連れも足を止めて聞き入るなど盛況でした。
東京都歯科衛生士会の「歯の健康・相談」コーナーではお子様連れからシニアまで、幅広い層が相談に訪れていました。相談者の年齢に応じたアドバイスや、お子様には模型上でブラッシングを実践してもらっていました。歯医者に行くほどではないけどちょっと気になることが気軽に相談でき、口腔衛生への意識を高めるきっかけになったのではないでしょうか。
東京都歯科技工士会のコーナーでは義歯作製の実演や各種技工物の展示、技工士会の社会福祉活動を紹介するパネル展示もされていました。患者さんと直接接する機会の少ない技工ですが、歯科治療を支えている仕事として一般の方に知っていただく良い機会になったのではないでしょうか。
上野動物園の動物クイズ「だれの歯・だれの骨?」コーナーでは動物の頭骨標本や顎模型(!!)が展示され、ヒントのその動物のえさからどの動物かあてるというものでした。動物園職員さんの解説付きで答えが紹介され、みなさん熱心に聞き入っていました。
園内全域を使った「動物スタンプラリー」は東園・西園の各一ヶ所に設けたポイントで台紙にスタンプを集めるというものです。朝方の雨の影響もあり午前中は各ポイントとも閑散としていましたが、昼過ぎから増えた来園者で押印担当の各会役員の方々は大忙しだったようです。ラリー完了者には参加賞として、協賛各社から提供された口腔衛生グッズが渡されました。
今年も本会役員、公衆衛生委員会委員、事務局職員をはじめ関係団体を含め総勢200名余りが上野動物園行事に取り組みました。来園者には楽しみながら口腔ケアの意義が伝わったのではないでしょうか。当日ご協力いただいた関係各位に感謝申し上げるとともに、これまで携わってこられた方々にも50回目を催行できましたことをご報告するとともに重ねてお礼を申しあげます。
【東京都歯科医師会】 | |
動物スタンプラリー | 約3,400組 |
かむ能力の測定と歯科相談 | 約600名 |
お口のバイ菌を見てみよう | 約200組 |
歯医者さんになって写真撮影 | 約600組 |
【東京都歯科医師会附属歯科衛生士専門学校】 | |
お口の健康巡回教室 |
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【東京都歯科衛生士会】 | |
歯の健康・ケア相談コーナー | 386名 |
【東京都歯科技工士会】 | |
入れ歯の作り方コーナー | 約200名 |
【恩賜上野動物園】 | |
動物クイズ「だれの歯? だれの骨?」 | 578名 |
動物スタンプラリー |
ガムでかむ能力の測定コーナー |
サンスターオーラルケアシアター |
お口の健康巡回教室 |
相談コーナーとお話コーナー (東京都歯科衛生士会) |
入れ歯の作り方コーナー (東京都歯科技工士会) |
動物クイズコーナー (恩賜上野動物園) |
動物スタンプラリー ゴール |