歯は細かい結晶の集まりでできています。陶器を思い出してみてください。土(細かい粒の集まり)を焼くとつるつるの艶のあるお皿などができてきます。フッ素はその細かい粒に作用し、丈夫な粒にしたり、壊れにくい粒にしたり、少しの壊れかけの修復を促したりすることができるのです。
また、歯だけではなくむし歯を起こす細菌にも働きかけ、細菌に酸を出させないようにする効果があります。
これらのことで、細菌の出す酸に負けない強い歯を作り、たくさん酸を出させないようにすることでむし歯予防になるのです。

フッ素を用いてのむし歯予防の方法は、大きく分けて3つあります。1つは歯科医院で歯に直接フッ素を塗る。これは、濃度が濃い物を使っているので、専門家(歯科医師、歯科衛生士)のもとに用いています。もう1つは、家庭で用いる方法です。これは、ぶくぶくうがいをする方法や、フッ素配合の歯磨き粉を使うこと。あとは、地域などの公衆衛生の場面で用いる事です。ご自身で積極的に行うことができるのは、前の2つです。
かかりつけの歯医者さんにまずは聞いてみましょう。
歯医者さんで一度塗ったら大丈夫ということはありません。使う薬剤や濃度によって頻度は変わりますが、続けていくことに意義があります。